貴方は、目の訪問者です。

　　　　　　中国文学、特に歴史、論文、伝奇のファンです。
　　　　趣味で翻訳をやっていますので、拙訳ではありますが、どうか遊んでいって下さい。

　　　以下の作品は、従来通り無料にて閲覧できます。
　　　　　　掲載作品一覧　　　　　　　　　・更新履歴　'99 8/30〜

　呉三桂演義　　　清代の作品です。作者不明。

　一応「伝奇」でしょうか？しかし、天上界の事件や妖術使いの大暴れなどはありません。怪談がチョロチョロ顔を出す程度で、殆ど単なる「軍記物」です。ですが、主人公は呉三桂。その波瀾万丈の人生なら、単なる史実の羅列でも充分楽しめます。

　　　　　　忠義も節義も何のその。色香に迷って国を滅ぼす。
　　　　　天下御免の卑怯者。呉三桂がまかり通るぞ！

　東莱博議　　　　南宋、呂祖謙　著　　　（字は伯恭、東莱と号す）

　春秋時代に素材を取った論文集。全部で１６８篇の論文があります。著者は朱熹の弟弟子にあたり、朱子学創始者の一人です。名文家として知られていますが、この論文集はただ流麗なだけではなく、着眼点の鋭さや論理的な緻密さ等に心奪われるものがあります。
　宋代は科挙制度が整った時代ですが、これはその模範答案集として広く流布しました。清の滅亡によって科挙制度が撤廃されるまで（つまり、つい百年ほど前まで）、中国の知識人達は、一人残らず、この論文集を手本にして論文の書き方を学んだとゆうことです。ですから、この論文集が中国社会に与えた影響は、計り知れないものがあると思われます。

　　　　一読三嘆　その妙、百誦して尽きず。至宝を以て冠すべし。

　蘇東坡文集

　北宋時代の政治家で、文人としても知られています。代表作の「赤壁の賦」は漢文の時間に習った人も多いかと思います。
　この人の作品は、「古文真宝」等にも多数納められていますが、それらは翻訳もされていますので、ここではまだ翻訳されていない文章を載せています。

蒙求 　　　　　 唐、李瀚　著　　　　　

周から晋までの面白い説話を集めたもので、６００近くのエピソードが収められています。まずは中国史の入門書として。原作には、悪人や仙人や、将軍、皇帝、様々の人間を収録してありますが、ここでは、特に後漢時代の立派な役人を中心に翻訳しました。

通鑑紀事本末　　　　南宋、袁枢　編

　戦国時代から五代までの歴史を司馬光が編年体で編纂した書物が、「資治通鑑」です。「政治の資料となる歴史書」とゆう意味ですね。これが少し読みにくいので、事件別に再編算したのがこの通鑑紀事本末です。中国の歴史の集大成がここにあります。

　善政来、始皇之治世　　　創作小説。

　秦の始皇帝が、中国を統一するとゆう話ですが、史実を無視してギャグに終始しています。笑っていただければ幸いです。

ちょっと一言

翻訳しているうちに、自分でも論文が書きたくなりました。中国史に素材を取って、思いつくままに論を立てたものです。

　中国文学お奨め品

　現状でも入手可能な中国文学の中から、私が読んで面白かったものを紹介します。感想文と言うか、独白と言うか。まあ、気が向いた方は読まれて下さい。

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