緊急アピール! 埋立地の現状!
本体上部に迫る地滑り地帯

本体工事の最上部の法面の工事が始まり、地滑り地の先端部分を削っている。その上に土盛りをして法面を作る計画であるがゴムアスファルトの吹付けのみで、特に地滑りの対策はしない。

久留米市はこの場所が地滑り地でないと判断しているからであろう。しかし、大きな断層が画面右上から地滑り地を横切って画面左方向に延びており、このために生じた地滑り地であることは松本博士も明確に指摘している。現地を見れば一目瞭然であるが、画面からもある程度は想像可能と思われる。このほか寺尾谷にはこの断層によって生じた地滑り地や斜面崩落地が多数存在している。

本体上部の法面が地滑り地と接しており、地滑りのエネルギーが直接本体に及ぶためゴミ埋立地全体を上から押し下げる危険があると思われるが、久留米市は何故かこの場所について歪計による地滑りの調査を行なっていない。

調査をしなかった理由や早急に地滑りの調査を行なうべきであるとする公開質問状を提出したが、市は回答を拒否して工事を続けている。

松本博士はゴミ埋立地自体の崩壊の恐れが多分にあり、極めて危険な暴挙であると指摘している。
正面の草地は元は棚田であったところ、地滑り地は画面前面の山地全体であり、大変大きなブロックをなしている。

第2期工事になると、画面右手の斜面(現在は保安林)を削り、画面右奥まで埋立地
が広がる。ここに20万6千立方米の焼却灰と不燃ゴミがうめられる。おそらく画面一杯が埋め尽くされる
であろう。