筑後川たより no15       

朝夕はすっかりお寒くなって参りましたが、皆様にはますますお元気でご活躍のことと

存じます。

ところで、久留米市の寺尾谷ごみ処分場の件で大変な事が分かってきました。

*断層  この五月には処分場の本体部分にも着工、表土を剥ぐにつれ何本もの断層が

現れました。元々ここは寺尾川という小川の在る高良川(筑後川に注ぐ)の水源地です

から、周囲の崖からは水が染み出してあちこちに小さな流れを作っています。

さっそく松本幡郎博士(日本地質学会西日本支部名誉会員、元熊本大学教授。)に現場

の調査をお願いしたところ、寺尾谷は多くの断層とそれに伴う破砕帯で出来た「断層

谷」であり、ここに施設を造るのは極めて危険な暴挙である。と高等裁判所への意見書

で断言して下さいました。ここに堤防を築いたりアンカーを打つなどの工事をするのは

“豆腐にカスガイを打つようなもの”だそうです。

また今回現れた多数の断層は四国の方まで続く大断層の支脈であり、主断層は処分場の

直上部、つまり下記の白抜きの地滑り地帯の地中を通っているそうです。

*久留米市の処分場建設実施計画書(図面を含み1100余ページにも上る)がこの春に施

行された新情報公開条例により手に入りましたので、松本先生に力を得た主人が素人な

がら丹念に調べます内に、今まで市民に隠されて来た事が分かってきました。

(1)処分場建設地に接して、すぐ上流部に大きな地滑り地帯が在るのですが、これが

図面ではなぜか白抜きとなっており、歪み計による調査さえ行われておりません。

それ以前に調査したアセスメントにはハッキリ記載されている地滑り地であるにかかわ

らず調査していません。他の崖の処では6箇所調査しております。

 なぜしなかったのか市に質したところ、「対象外地区だから」と言っておりました。

しかし現にその地滑り地の先端部分(脚部)は処分場の本体部分として削り込み、さら

に下にも掘り込んでいて断層さえ現れています(工事前後の写真有り)。

しかも、その部分と逆T字型のコンクリート塀とがほぼ直角に接する事になります。

松本博士によると地滑りは崩落と違って、目には見え難いがとても大きなエネルギーを

持っており、その脚部を切ればさらに危険が増すということです。さらに、

(2)この建設地の地下は全て土砂と軟岩I(風化が著しく非常に脆い)である。

市は「しっかりした岩盤の上に処分場の堤防を建て、基底には50センチ厚さの10×10

メートルのコンクリート版を敷き詰める」と言って来ましたが、市の計画書(ボーリン

グ結果)の中にはしっかりした岩盤など何処にも見当たりません。

そのような地盤の上に、人間が片手を水平に上げて立ったような堤防が築かれます。足

の部分の面積は10×13メートルで、上げた手は山の斜面を触っているだけ、下げた手の

処には逆T字型擁壁がくっ付く事になります、重力式ダムといい地盤のしっかりした処

につくることが条件です。しかし、ボーリング結果によるとこの付近の地下にはスリッ

ケンサイド(鏡面)という地盤がずれる時に出来るツルツルに磨かれた処が有り、断層

の存在さえ示しています。こんな所にダムが支えも無く立つ訳です。

佐賀大学・土木工学の鬼塚克忠博士は福岡高裁に提出した意見書の中で、この様に地盤

の弱い処に重い施設を造るとダムが滑り破壊をすると指摘しておられます。

以上のことについては、市の計画書の図に私どもが見やすく注釈を加えたものを添付し

ますのでどうぞご覧になって下さい。

谷の中腹に4ヶ所目に現れた断層(3ヶ所目の谷底の断層と繋がっていると思われま

す)は、大きな崖一面にまさに大地のうねりをまざまざと見せてくれるもので、出来る

ものならこのまま地学の標本として取っておきたい程のものです。

10月31日には松本・鬼塚両先生によるボーリングコア(市が実施したボーリング調査の

現物資料)の検査も実施され、寺尾谷の地下はボロボロの破砕帯ばかりで、しっかりし

た岩盤など無いという事実がはっきりしました。

*土石流(なぜ、寺尾谷にごみ処分場を造ってはいけないか。)

ダムが崩壊したら(先生方はその可能性が大いに有る、と言われています。)

最悪の場合、ここに埋められた20万tもの焼却灰や不燃ごみを載せたコンクリート版が

背後の地滑り地に押されて巨大なソリとなり、周りから染み出した水の上を滑って、土

石流となって高良川へ更に筑後川へと流れ下ることになります。

久留米市街は高良川の扇状地ですからそうなれば街中の地下水はもちろん、3企業団が

高良川下流の筑後川で取水して供給している300万人の飲料水がダイオィシンなどの環


ホルモン等で汚染されることになります。取り返しはつきません。

 ご存知とは思いますが環境ホルモンは極微量でも発癌、催奇形、精子の減少、子宮内

膜症などの他、多動児などとして現れる脳への影響も懸念されているもので、人間が作

り出した最悪のものの一つであり、出来れば永久に隔離されるべき物質です。それがこ

の壊れ易い寺尾谷処分場に焼却灰と共に埋め立てられようとしています。

たとえ土石流とまでならなくても、少し壊れただけでも被害は甚大です。

金に糸目をつけず(税金をつぎ込み)、今日の日本の技術をもってすれば差し当り処分

場を造る事は可能でしょう、しかしその後どうなるか、3年もつのか5年もつのか誰に

も分かりません。

問題はそれだけではありません、断層は小さいものが1本だけ在るとの調査報告に基づ

いて設計された現処分場の第一期工事の契約は21億円でしたが、予想外の断層のため

か、ごみ運搬用の取り付け道路工事が約半分と本体部分の崖の表土を剥いだ段階で、す

でに30億円に膨れ上がっています。

いつ壊れるか分からない物に一体いくらお金を掛けるつもりなのでしょう。

もし前記のようなことになれば、流れ出た焼却灰の土石流を片付けるために直ちにまた

新しく処分場を造らねばなりません。 それなら一日も早く計画を練り直した方が良い

のです、その必要があります。

*代替案

工事を請け負っている大林組も谷間を潰すよりクローズドシステムの処分場(保管型施

設)を!とインターネットで流しているくらいですから代替案なら幾つも有ります。今

の容量のものとなると巨大すぎて割高になりますから、小さい物を幾つか造ればいいの

です。最初からそのようなものにすれば安全であるだけでなく、入れる物の分別もでき

一石二鳥です(将来、そこに入れた焼却灰などのリサイクルも可能です)。

安全な処分場(保管施設)であれば市庁舎の横の広場に造っても良い訳で、市民の納得

も得られ易い。すでにそれらを採用して使っている市町村が幾つも有ります。

「ごみは自区内処理が原則」とはいうものの事情が事情ですから、北九州市の処分場に

もうしばらくお願いしても良いのではないのでしょうか。あちらも拒否している訳では

けしてありません。(余分に掛かるのはトラックの運送費だけです。)

勿論、今後ともごみの減量は大切なことです。デポジット制の導入や生ごみやプラス

チック類のリサイクルなども積極的にしなくてはなりません。

しかし、ごみを直ちに0にする事は不可能で、ごみの減量だけではこの計画を止める事

は出来ません。

*市会議員の反応

松本先生によって見事にこれまでの私達の主張を裏付けて頂いた訳で、これに力を得て

調べていく内、市民に隠されていた様々な事実が見えてきた訳ですが、

私達は現処分場建設を推進している市・建設委員会の議員達がこれらの事実をどれほど

知っているか疑問に思い、連絡会の仲間と寺尾谷の断層の写真などを携えて事実の説明

と工事の見直しを説得して廻りました。

多い時には10余名で面談に行きましたが、市議達は初めて知った事ばかりだったらし

く大いに驚き困った様子で、彼らのあまりの無知さにこちらが驚きました。

殆ど現地視察にも来ない人達ですから当然と言えば当然です。これまで実施計画書を見

た人など一人もいません、みんな執行部の言うとおり信じていた訳です。高い給料だけ

貰って何もしないのが、推進派の人に貸しもつくれるし一番楽ですから。

結局35人中20人の議員と面談しましたが、市議会議長をはじめ残りの15人は面会

を拒否、中でも最古参議員の率いる市民連合議員団は強固な推進派でした。

*寺尾谷の近況

とうとう一昨年に県の許可が下りて昨年1月に着工したものの、雪や雨、暑さの中での

地元の人達の必死の抵抗で工事は殆ど進まず、8〜12月の団体交渉(市は財産区の委

員などに人数を限定、最後まで公開にはしませんでした)で年を越しました。

今年1月4日に取り付け道路の工事を再開、私も地元の人達と共にダンプの前に座り込

んで抗議しましたが、「工事差し止め」「財産区の土地交換問題」両訴訟とも敗訴した

(二審とも引き続き控訴しております)事や市による切り崩しによって反対がしたくて

も出来なくなった人が続出、現在は工事の監視という形でまだ毎日十数人の人達が工事

現場の入り口で抵抗を示しています。子孫の為を思う、信念という筋金入りの人たちで

す。

2月には地元の反対派団体を含む12団体で「久留米・寺尾谷 ごみ処分場を造らせな

い連絡会」を立ち上げ(現在28団体)、毎週連絡会を開き力を合わせて、裁判のある

時は福岡の駅前で、毎日曜日には西鉄久留米駅前など久留米市内で街宣とチラシ配りや

署名集めをしたり、水質検査や工事の進み具合のチェック、希少生物の調査、市や県へ

の要望書等の提出、裁判の傍聴や支援、議会や審議会の傍聴、市会議員との面談、先生

方をお招きしての講演会や勉強会、出前講座等々をしております。

14年にわたる寺尾谷問題も地元の反対派住民やこうした市民達の微々たる力の集まり

で、何とか今日まで寺尾谷が新しい公害の発生源とならずに済んで来たのです。。もっ

と多くの市民が力を貸してくれたなら既にもう解決していたかも…。

*裁判の行方

裁判の傍聴などから二つの裁判とも負ける筈は無いと信じていたのですが一審は負けま

した。これまで企業の側から裁判なども経験してこられた方に“裁判とは設計・計画が

法に適っているかどうかを判定するもの、行政相手なら負けて当然”と言われて“目か

らウロコ”でした。市が法にもとるようなへまな設計をする筈はなく、私達の将来の為

の心配事など、この件を担当した裁判官の資質・考え方次第なのでした、いわば“運”

という事なのでしょう。

もっとも、今年11月15日にはとうとう白石市長の尋問(財産区土地交換の件)となり、

12月20日には松本・鬼塚両先生の証言(工事の差し止めの件)と市が最も嫌っている事

が実現する事になりました。少し風向きが変って来たようにも思います。

とはいえ、今回の裁判で勝ったとしても市は最高裁に控訴するでしょう、裁判が長引い

ている間に処分場は出来上がってしまいます。

裁判だけに頼っておれないとなると後は世論と選挙しかありません。少しでも多くの市

民に事実を知って欲しいと思いますが、パネルの展示などは少しでも市の力の及ぶ所で

はさまざまに阻止をされてしまい、正に“手も足も出ない”状態です。

処分場完成予定は2004年2月、あと1年4ヶ月しか有りません。しかし沢山の人々の健


と子供たちの将来が懸っています、私達はまだ間に合うと信じて頑張っております。

なかなか埒はあきませんが、聴いて頂けるものなら何処へでも出かけて実状をお話した

いと思い、無料の出前講座をはじめました。どうぞぜひ声を掛けて下さい。

なまなましい寺尾谷の沢山の断層の写真やいろいろ面白い話しが聞ける筈です。

*選挙

公約違反をした久留米市長の三選も何としても阻止せねばなりません。市の恥です。

寺尾谷ごみ処分場問題、夢タウン問題、第三セクターのリベール問題、広川の新工業団

地問題、公私混同と問題の多い市長であるにも拘わらず市民は何故か寛大です。

何も知らないの?…。例え知っていても今の自分の得にならない事はしない、まして損

になりそうな事には近づかないというのが久留米に住む人の特性なのでしょうか。

が、それでは増税や病気の増大と久留米市民は大変な事になってしまいます。

今でさえ赤ちゃんからお年寄りまでの全ての市民が何時の間にか一人当り60万円の借

金を抱えさせられていますから、医療保険など様々な福祉や教育問題どころではなくな

ります、他人事では有りません。景気はいよいよ冷え込むばかりです。

小魚が群れをなして身を守るように、今大勢の市民が立ち上がらねばなりません。

市長をはじめ頭の硬い市議達の総入れ替えが必要です。(若すぎては経験不足かも…)

この大変な時期に市役所出身者には発想の転換は難しい。

特に市のトップには企業で鍛えた新しい時代感覚と広い視野で久留米を正しく変えよう

としている みぞかみ澄生(すみお)氏を推薦いたします。

みぞかみ氏は市政についての情報を市民に公開し、市議達の意見だけでなく、じかに市

民の意見を聴いて税金の使い道を考える、そのような政治をしようとしています。

他の候補予定者達はみんな、反対派の市民の説明を聞こうともせず寺尾谷処分場建設の

推進を唱えています、推進と言わざるを得ない事情でもあるのでしょうか??? どん

ぐりの背比べでは変化は期待できません。

貴方お一人の力は小さいかもしれませんが、世の中を変えて行くのは貴方のその小さな

力しか有りません。

選挙に行く時は一人でも多くの知人を誘う。ゴミ処分場に疑問を感じ署名をする時は一

枚でも署名用紙を持ち帰って友人の署名を貰ってあげる。誘われたら勉強のために市議

会や裁判の傍聴にも行ってみる。そうすれば久留米市もだんだん良くなります。

あなたが面倒臭がって何もしないでいる限り、幾ら批判しても何も変わりませんがあな

たが少し変ればそれだけ確実に世の中が変わります。

ちょっと世の中と子孫の役に立ってから死ぬことにしませんか?

“中立”とは黙っている事? 言うべき時に黙っていたら“容認している”と見做され

ます、あなたが幾らそうではない!と思っていても…。“自分の子供や親戚のために大

人しく黙っていよう”は結果的にみんなの首を絞める事になります。

将来的、根本的に一番大事な事は何か、手おくれにならない内に真先にすべき事は何

か。どうかぜひ真剣に考えてみて下さい。 

 みんなで久留米市を変えましょう!

何時もながら勝手なおしゃべりで申し訳ありません、最後までお読み頂き有難うござい

ました。

向寒の折、風邪にはくれぐれもお気をつけ下さい。     

*裁判の傍聴=誰でも時間までに福岡市赤坂の福岡高等裁判所に行けば出来ます。

・ 11月15日(2時半―)=白石久留米市長の尋問(とうとう市長が被告席に!)

      (寺尾谷・財産区の土地不当交換、土地交換時の責任者双方代理問題)

・ 12月20日(1時半―)=松本・鬼塚両先生の証言

         (寺尾谷の地質と工事の問題点について)

* 出前講座=寺尾谷の地質と新ごみ処分場の問題点。無料。問い合わせ先は

    TEL.FAX=0942―26―8353(福田)

(裁判と出前のどちらのお問い合わせも、留守の時は留守録にお名前と電話番号をハッ

キリお入れ下さい。こちらから掛け直させて頂きます)

 裁判の方は“受け付け”で「久留米の財産区または処分場問題」と尋ねると部屋を教

えて貰えます。必ず開始時間前に入室の事。(なかなか面白いですよ…)

また、傍聴の後には別室で弁護士さんによる裁判の解説も有ります。

*久留米市長選挙=H15年1月26日

* 久留米市議会議員一般選挙=H15年4月27日の予定

                                   以上

    H14年10月23日      

                   筑後川の水源を守る会  福田万里子

追伸、 

「広報くるめ」11月1日号にまた! 

堂々1ページを使って「新ごみ埋め立て地・本体工事が本格化」という記事が載りまし

た! 内容は

* 万全の工事で安全確保。(いったい何処が安全? ボロボロの破砕帯に1本何十万

    もするアンカーを沢山打っているから、見た目は立派。ヌカに釘なのに…)

* 現地視察で安全性を再確認。と続き(視察をしたのは地質や土木工学については

 みんな素人ばかり。素人にはうわべしか分からない、すぐ騙される)。止めは

* 工事費が大幅増加。と来ました!

  なんとその理由は一部の人達の妨害行動の為に現地での監視に必要な経費が計1億

2千万円にもなったというものです!。

確かに昨年と今年の前半、反対する市民は工事の前に充分な話し合いと説明を求めて、

ショベルカーやダンプの前に座り込み、それに対し市の対応は西鉄駅前で雇った若者や

業者を従えた男性市職員が率先して市民に暴力を振るい、数人がかりで引き摺り出すと

いう事をしたのです。数年前の機動隊出動の時もこんな事はしなかった…。おばあちゃ

んたちは打ち身だらけで病院の診断書は7枚も集まりました。

妨害対策費用として九月市議会に提案される事を事前に知った私達はそんなに高額にな

る筈は無い、とすぐ市に、その根拠となる内訳の書類の公開を求めました。

しかし、公開はしたものの沢山の項目だけで肝心の金額は書いて有りません。「市会議

員にも見せられません。」と言ってとうとうその内容は分からぬままです。

信じられない事ですが、市議会は中身も分からぬまま計1億2千万円の税金を支出した

事になります。なぜ隠さなくてはいけないのか。なぜ言うなりに支出するのか。

本当に正しい事をしているのなら、もっと正々堂々と出来るのではないでしょうか。

かって久留米市は内野の旧ごみ処分場が満杯になり菊池の民間処分場へごみを持ち出し

た、その巨額な費用すべてが処分場建設反対の住民による支出増額分である、と発表し

た事もあります。

つまり、ごみを処分する為の処分場を造り維持する費用は、他所に頼もうと自前の処分

場であろうと必要な経費であり、菊池への持ち出しで余分にかかったのは運送費だけ、

であったにも拘わらず全てをひっくるめて反対派のせいと発表した訳です。この時はさ

すがに新聞記者につっこまれて非を認め謝罪しました。

寺尾谷に処分場をつくる為にはどんな破廉恥な事でもする、させる。隠す。広報紙によ

るウソの報道など権力が悪用されている見本のようなものです。

ちなみに、梅野議員率いる杉谷最終処分場連絡協議会では下流域の井戸水の監視などを

するそうですが、汚染された場合の対策は一切何も考えられていない事も判明。

どうもこの会は汚染された井戸の持ち主と補償金の交渉をする為だけに在るようです。

健康被害を被る300万人の為ではなく…。

 これらだけでなく、企業誘致のために鶴の一声で作られた市の東京出張所には5人の

事務員が常駐し年間約6千万円を費やしているにも拘わらず成果は一向に上がらず、市

長はといえば市の仕事に差し障るほど出張ばかりしているそうです。おかしな事は他に

もいろいろ有るようです。

このように今の久留米市政は狂っています。腐っているというべきでしょう。

 公民館で堂々と寺尾谷の出前講座をしようものなら、主事さんが飛んできて「市を批

判するような話しは困ります。」と禁止を受けます。久留米市ではこの主事さんのよう

な人が良い市民なのです。批判ではなく事実を説明するだけなら良いのではないか、と

言ってもだめです。久留米市に本当の民主主義は有りません。

しかし、広報紙で堂々とだまされてしまった多くの市民には、反対派のせいで税金の無

駄遣いをしている、という記憶ばかりが残っているのではないでしょうか。

このまま寺尾谷に欠陥処分場を造ったなら何十億、もしかしたら何百億円という

桁違いの税金が無駄になる事をよく考えて下さい。

市民がもっとやる気を出さないと喰い物にされるだけです。     

筑後川の水を毎日飲んでいらっしゃる福岡都市圏、福岡県南部、佐賀県東部の皆さん、

皆さんの住んでおられる市町村役場に「自分達の飲み水汚染をしないよう久留米市に抗

議してくれ!」と申し立てて下さい。

 自治体同志では久留米市から水を貰っている立場だから文句が言い難い。しかし、お

金を払っている立場でもありますから水の品質保全は当然の要求でもあり、「住民の要

求が強いので…」ということになると久留米市にも文句が言い易いのだそうです。

久留米市も他所の自治体からクレームがつけば放って置く訳にもいかなくなります。。

渇水というとテレビや新聞は絵になるダムばかり話題になりますが、福岡市などは水道

水の約40%が筑後川の水なのです。ダムにも筑後川の水を入れるそうです。

鍵は皆さんの声なのです、それもなるべく沢山の。健康な社会をつくる為にお友達で誘

い合って、諦らめず気長に毎日十円の電話掛けボランティアをお願いします。

出来ましたら裁判の傍聴や出前講座、署名集めのご協力もぜひ宜しくお願い致します。

最後までお読み頂き有難うございました。            


*筑後川より水道水を供給されている市町村名*

福岡地区水道企業団取水口より

福岡市・太宰府市・筑紫野市・大野城市・春日市・古賀市・宗像市・前原市・宇美町・

志免町・須惠町・粕屋町・篠栗町・基山町・新宮町・福間町・津屋崎町・玄海町・那珂

川町・志摩町・二丈町・

福岡県南広域水道企業団取水口より

久留米市・小郡市・八女市・大川市・柳川市・筑後市・大牟田市・北野町・大刀洗町・

城島町・三潴町・大木町・大和町・高田町・広川町・立花町・

佐賀県東部水道企業団取水口より

佐賀市・上峯町・三根町・中原町・神埼町・北茂安町・三田川町・千代田町・諸富町・

川副町・東与賀町・東脊振村・            (以上)