署名(signature)は必要,でも個人情報には注意を.

誰からのメッセージなのか受信者に確実に分かるようにするために,メッセージの終わりに名前とメールアドレスを含む「署名」を付けることが勧められています.
しかし,本文よりも長い署名を毎回付けてこられる方をたまに見かけますが,あまり良い印象は持たれないと思います.

署名はメールの最後に付きますので,数行では収まらないようなメールを書く習慣のある人は,あらかじめメールの最初で自分の名前を名乗っておいた方がよいでしょう.

個人情報(自宅の住所や電話番号,職場の連絡先など)をみだりに公開すると「招かれざる客」(勧誘やストーカー行為)を招いてしまうことがあります.
名刺を配るのと同様にビジネスチャンスを広げる可能性もある署名ですが,メンバーが特定できないようなメーリングリスト宛には個人情報を満載した署名は付けない方が賢明でしょう.

また,受け取ったメールを引用して返事を書く場合には,署名は削除するようにしましょう.
もらった名刺の裏に返事を書いて送り返すような無礼な印象を持たれる場合もありますし,メール受信者が複数いるような場合には,誰が出したメールなのか,混乱を招く原因にもなります.

最近,メール受信者に個人情報をアドレス帳に容易に登録してもらえる V-card という電子名刺機能が Microsoft 社のメールには付いていますが,他のメールソフトでは「妙な添付ファイル」として見え,(コンピュータウイルスではないかと)不安を与える原因にもなり,受信者がそれを必要としている場合以外には使用しない方が無難です.

前ページへ 次ページへ