文書の著作権を意識して引用・転送しましょう.しかし全文引用はダメ.

人の書いた文書には著作権があることを常に意識しましょう.

受け取ったメールを他の人,とりわけ他のメーリングリストに紹介したいと思ったら,まずはそのメールを書いた人に許可をもらわなければなりません.
なぜなら,メールを書いた人にとって見せたくない人に見せようとしているかもしれないわけですから,確認を怠ると取り返しのつかないことにもなりかねません.

転送する場合には原文に変更を加えてはいけません.

原文から一部分だけを引用する場合には,原文の意図が変わらないように注意することが必要です.
また,元のメールを書いた人が誰なのか分からなくなるような引用の仕方は著作権を尊重しているやり方ではありません

しかし,逆に受け取ったメールの署名を含めたり,不必要な部分を多く含むような引用,果ては長文の全文引用は,そのメールを受け取る人に

・混乱(署名が複数ある!? 誰が書いたもの??)
・疑念(何の必要があって引用したの??)
・落胆(最初にわずかな本文,その後に長々と引用があって,最後まで見たけど引用に対して何も書いてない...読んで損した!!)
・憎悪(引用ばかりのメールをいそがしい私に何で読ませる!?)
といった感情の乱れを生じさせるばかりでなく,インターネット回線の混雑の原因をも作り出し,インターネットを利用している更に多くの人々のイライラを引き起こしているかもしれません.

メールを音声で読んでいる視覚障害者にとっては,ことさら問題になる可能性は十分にあります.
引用をする際には,必要十分な引用をするよう常に注意を払いましょう.

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