知らない会社からメールが来たら...

郵便による広告や郵便受けへチラシを投げ込むなどの従来の方法に比べ,電子メールを送信することはコストや時間,労力の大幅な節約につながるため,増加の一途をたどるものと思われます.

インターネット上で懸賞に応募したり,無料のサービスを受けたりする場合には,広告を受け取ることが条件になっている場合がありますが,この他にも電子メールアドレスは,ホームページや掲示板,メーリングリスト,アンケートなどから収集され,電子メールで売買されており,見知らぬ会社が見知らぬ人へ電子メールを出すことは,わずかな投資金額で簡単にできるのです.

従来から郵便受けに来ていた興味のない郵便やチラシと同様に,電子メールによる広告は電子メールを使っている限り全く受け取らないようにすることは,たぶん不可能でしょう.

送信を中止するように連絡をすることは,一見確実な方法のように見えますが,場合によっては受信していることを相手に知らせることにもなります.
また,メールアドレス以外の情報,つまり,住所,電話番号,勤務先,生年月日,性別などはもちろんのこと,名前も相手に伝わらないように注意する必要がありますが,通常,名前は差出人のアドレスと同時に送信されることを知っておいてください.

一番トラブルの少ない方法は,一見消極的に見えますが,不要な電子メールはただ捨てることです.
電子メールソフトの中には特定の発信者からのメールはダウンロードしないような設定ができるものがありますが,誤操作には注意が必要です.

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