郷に入らば郷に従え

インターネットを創生期(1969年〜)から利用していた人々は主に技術者や研究者たちでしたので,彼らはインターネットのしくみを良く理解していたはずでした.
それにも関わらず,電子メールのやり取りの中でさまざまなトラブルが起こり,そこではじめて彼らは電子メールにはそれまでの通信手段(手紙や電話)とは異なる新たなルールが必要だということに気付きました.
ですから,私たちがこのような新しいルールを学ぶことなく,実社会のルールだけをもって電子メールのやり取りに参加すれば当然同じようなトラブルにあいかねません.
しかし,このようなトラブルは実際の失敗を通して学習するにはあまりにも犠牲が大きすぎます.
そこで,このようなネットワークを介したコミュニケーションで起こるトラブルを回避するためにまとめられたルールが「ネチケット」(network + etiquette)と呼ばれているものです.

現実社会で必要とされるルールだけではとてもインターネットの世界では安全に生きていけません.
インターネットの世界に入る前に、ぜひとも先人の経験を学んで下さい.

−あなたのためにも,インターネットの健全な発展のためにも −

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