本日は、千歳会館の落成をこんなに多くの方々に祝って頂き、有難うございます。
  かえり見ますと、この会館の建築が計画されましたのは、ちょうど3年前の3月でございました。
  そもそも、我が同窓会は、旭町キャンパスの旧筑水会館に医・商同窓会が同居していましたが、同会館の解体に伴い、医・商同窓会の同居に終止符を打ち、私達はかって通い馴れたこの御井学舎に活動拠点を移したのであります。平成9年秋のことでした。
  当初は、現在の600号館1階(半地下みたいなところ)ですが、そこで私達はかっての故郷に帰った喜びをかみしめたのであります。
  しかし、諸般の事情(文学部の社会福祉学科の増設・学生会館の建設等)により、実に旭町キャンパスから数えて約7年の間に、3回の移転を余儀なくされました。
  なんとしても早く落ち着ける場所が欲しいというのが我々の願望でもありました。
  平成14年、御井学舎文系4学部3同窓会から建設委員を選出し、同年5月の第1回検討会から実に10数回の会合を重ね、その間幾度となく、各学部長、法人の担当部の参加もお願いして検討を重ねて参りましたが、残念ながら各同窓会の意志の疎通を欠いた時期があり、その結果、約2年間の遅れとなりました。
  この2年の歳月は、私達にとりましては非常に長いつらい期間でありました。
  投げ出そう≠サう思ったことも幾度かありました。
  しかし、その間でも我が同志から背中を押され、同窓会の結束に勇気づけられたのであります。
  そしてこの度、法人の暖かいご理解と各学部長をはじめとする、教学のご支援により、ようやく長年の悲願が成就しました。本当に感無量です。
  俗に難産の子程可愛いといわれています。私達はこの可愛い子の出生を祝うと同時に、この新しい建物(佛)に魂を入れ、皆様のご期待に添う努力をすることを誓います。
  この千歳会館が、3万人同窓生の親睦と心のよりどころとしての役割を果たし、すべての大学人に可愛がって頂くことを祈念します。
  最後になりましたが、この素晴らしい会館を設計、提案をいただいた三島設計事務所の皆様、そして無事故で見事に工期内に完成して下さいました、半田建設様に深甚なる敬意を払い感謝申し上げます。



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