毒女アニシナと秘密の研究室


突然ですが。
ギャグドラマっていうのは、実はとても感想が書きにくいのです。

なぜって、こっちがツッコミいれる前に、本編中でツッコミが入るからです(笑)
ファンタ2とかですと、ギャグを取り込んであっても、本筋はシリアスですからね。

まあそれはさておき。

このCDすごく楽しいです(笑)

まるマがアニメになるまえに発売されたCDですが、すんばらしいです。みなさん。
ふんぞりかえって大上段からものをいうアニシナさんの本領発揮です(笑)

アニシナさんの研究室なので、背景はメタリックを選んでみました。
別候補として、毒を意識してサイケなやつにしようかとも思ったんですが、背景貼ってみたら、ウザかったんで却下(笑)

さー、ネタバレ感想開始〜(笑)



ドラマCDは、グウェンダルの語り部から始まります。

「毒女アニシナと、秘密の研究室」
語り部:グウェンダル。

「墓場は、何者かに荒らされていた。
まだ新しくやわらかい土からは、ウキキ、ウキキという不気味な泣き声とともに、白骨化した腕が次々と現れる……」

想像すると身の毛もよだつような、話の内容。
恐怖を煽るBGM。
重低音で、渋みに拍車がかかる、グウェンダルのナレーション。

ものすごくかっこいい。―――ほんのしばらくは。



「わ、私たちをどうするつもりなのっ」

くどいようですが、グウェンの渋い声です。

何事もないようにナレーションと女性の台詞と毒女の台詞が続いていきます。


「お待ちなさいグウェンダル」

かちっ、と録音テープを止める音とともに、待ったがかかります。

無理やりやらせておきながら、毒女の台詞部分をもっと達者に読め、とか女性の声がそれらしく聞こえない、とか主人公が迫力不足だとか、とどめに「泣く子もあくびをしてしまいますよ」とダメだし三昧。

読者からの要望があったからとグウェンダルをナレーションに起用するアニシナもアニシナだが、
なんだかんだいって引き受けるグウェンもグウェンだな。
グウェンってば中身が危険だということを百も承知だろーと、小さくて可愛いものにはとことん弱いからー。


部屋の温度は「発酵中の毒にあわせた」万全さ、
汗をかくグウェンダルに対して「わたくしに実験されたいのですね!」と人の話を聞かずにどんどん話を進めていくアニシナさん。
毒女絶好調。

魔導腸内洗浄機を試そうと思ったら差込口に改良が必要だったため、腸内洗浄機は見合わせ。
かわりにある画期的な儀式に協力しろという。

「陛下のお育ちになった国に古来より伝わる、一撃必殺百発百中奇想天外四捨五入出前迅速落書無用の占いの儀式です」

四字熟語の並びはあまり深く考えないほうがよいでしょう(笑)

「そのパートナーを、ただいま絶賛募集中!」

実験台、は断固拒否しようとしていた(結果的にできない、に100口)グウェンですが、その言葉を聞いて、少し考えを改めます。

「……パートナー?」
「そう。パートナーです。この儀式は必ず複数名で行うしきたりなのです」
「……実験台ではないんだな…?」


まんまと乗せることに成功したアニシナは、了承の言葉を言ってる途中のグウェンの言葉をさえぎって紙の上においたコインに指を乗せろと指定。

「陛下のお話では儀式の名前は、えー…たしか…コッテリさん。それを魔族用に改良してみました」

……出展は言わずもがなですね。

よいこのみんなは、あぶないからまねしちゃいけないよ。
てゆーか、わるいこでもやるんじゃねぇよ。



「コッテリさんコッテリさん……いたら来い。すぐに来い!」

惚れるぜ、アニシナ!(大爆笑)

コッテリさんに質問を答えさせるアニシナ。
最初の質問はお伺いっぽかったのに、2つ目の質問はほぼクイズ。
質問の趣旨が変わってきているぞ、とのグウェンのツッコミもどこ吹く風、アニシナは第3の質問へ。

「コッテリよコッテリ。この世で一番恐れられている毒女はだ〜れだ。それはアニシナさまです。○か×か!」
白雪姫…………

この質問に、コッテリさんは、コインを「いいえ」へ。
アニシナさんに逆らうなんて、勇気のあるコッテリさんだ。

「いい度胸ですコッテリ。このわたくしに向かって首を横に振ろうなど!」

コイン動かしただけだから首出てないけどね。

「コッテリ。そんなわがまま言う子はお母さん許しませんよ」

アニシナさんは独身ですけどね。
アニシナさんは基本的に女尊男卑の人ですから、この先子供をもつ可能性も低そうです。
ああ、グレタのように養女を迎える可能性はあるかもしんない。


コッテリを捕まえようと、腸内洗浄機を宙に向け、
「レッツ、吸引!」
「腸内洗浄って……吸引するつもりだったのか!?いったい何を!」

ああ、私が突っ込む余地がない(笑)


そして吸い込まれたものはコッテリではなく。
「散歩中のツノカワをひっかけてしまったようです」

漢字で書けば、もちろん…某出版社。

あわてるグウェンダルに対し、ツノカワの角をつかんで、暴走を食い止めろとアニシナ厳命。

絶対自分ではやらないのがアニシナさんですね。

さらなる抗議を受け、それではとアニシナが差し出したのは超瞬間的筋肉増強剤。

「飲むと瞬時に体が大改造され、瞬間的にですが、ウルトラスーパーマッチョになります。副作用として皮膚が緑色になりますが、どんなに巨大化しても下着は破れませんから、自信のない者も安心です」

………なんでだろう……
なんで彼女が言うと下ネタがここまですがすがしいんだろう(笑)


紆余曲折のすえ、「ええい、ままよ!」とグウェンダルは意を決して『超瞬間的筋肉増強剤』服用。

めきめきめき!(筋肉増強)
「よし、角を……!」
しゅるるるるるるぅ〜…(筋肉元通り)

「おい!あっという間に筋肉がしぼんだぞ!」
「だから言ったでしょう?『超瞬間的』だと。」

本気で意味ねぇー。


ツノカワ辞典を探し出したアニシナは、ツノカワのことを調べていくと意外な対処法を見つけ出します。

曰く。
バカ飼い主口調で話しかけてやりなさい。

「やりなさいと言われても……あんなでかくて可愛げのないものにはとても無理だ!わたしにだって、許容の限度というものが……」

「フォンヴォルテール卿。あなたの動物愛護精神はその程度の障害で打ち砕かれてしまうような脆弱なものだったのですか」

「………わかった。しかたない」

アニシナのその説得で心を動かされるということは、動物愛護者だという自覚は一応あるんだな。

意を決したグウェンダル。
咳払いをひとつふたつ。

「よーし、よしよし。まものたーん。
いいこでちゅねー。どーちたでちゅかー。

はいはいもーだいじょーぶでちゅよー。
こわくないでちゅー。おにーたんがついてましゅからねー」


大塚さん…………別の意味であなたに惚れます(笑)


「いい格好ですね、グウェンダル。だんだん見ているわたくしのほうが情けなくなってきました。
あなたには自尊心というものがないのですか?」

だからやらせたのは…………(口を噤む)




とことんまでアニシナ最強説を裏づけたCDドラマでございました(笑)