遙か3 神子と八葉と、龍神に関する覚え書き
アイコンは、こちらからお借りしました。 下弦之月
春日望美
白龍の神子。将臣と譲の幼なじみ。朔の対。リズヴァーンの弟子。九郎の妹弟子。
龍神の神子というよりは、戦巫女。
舞います斬ります走ります。先陣切って戦を勝利に導きます。今作の神子は体力派。
何はともあれ、今作になってようやく髪の長い神子。
時代考証的にも違和感が無くなって、個人的にとても気に入っている。
あかねや花梨は好きだが、 1000〜800年前の時代で短髪じゃ尼だろう。
「美しき望月」の名を冠する望美は、名前まで、新月を意味する『朔』と対。
でも親はそんな意味込めたつもりは全然なかった、に一口。
時を駆ける少女。 でもラヴェンダーは香らない。(あれ?ラヴェンダーじゃなかったかな?リアルタイム世代じゃないから覚えとらんわ。)
公然とリセット装置を手にして、時空を跳び、歴史を弄り倒します。
「タイムパラドックス」という単語を無視しまくります。
それはさておき、ようやくタイトルに相応しく時空が話に絡んでくるようになってきたな(笑)
今回、星の一族も幼なじみの八葉が兼任しちゃってるので、あまり身内から「神子」と呼ばれない。
例外は天地の玄武と白龍だけ。そろいもそろって人外’s。
九郎の名乗りをきいて驚く譲に「どうしたの?」とかますが、九郎ルートにはいると全文を聞いたわけじゃない「吉野山 峰の白雪踏み分けて〜…」の例の歌や、聞いた歌は伊勢物語の本歌「古の しづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな」だった歌、この二歌を、静御前の歌ったと言われる本来の歌で歌っている。
歴史に強いんですか弱いんですか。
有川 将臣
天の青龍。望美の幼なじみその1。平家の実質上の指揮を執っている還内府。
譲の兄貴。星の一族の末裔、有川スミレの孫。
つまりは彼もあのたおやかな藤姫の血を引いている、と。
考えると突っ伏しそうなイメージの問題はさておき、望美と自分の夢を、物のやり取りが出来るほど克明に繋いでしまうのだから、本人の自覚はなくても、星の一族としての能力は相当強いと思われる。もしかすると弟以上。
2のときとは源平逆転。平家のトップを率いて望美の前に立ちはだかります。
守備も固けりゃ義理も固い。二者択一を迫られりゃ、恋より人情。
王道双璧、ロミジュリカップル。
運命上書く努力をしないと彼の指揮の下、一ノ谷で望美が矢で射られたり、先生が特攻したり。
一度で良いから出会い頭に「平家の還内府なんだよね」とかバラす選択肢って出ないかな(無理)
随所の会話では学のない印象を受けるが、その実は歴史の裏をかいてまわっている。
義経や源平に興味がなけりゃ、一ノ谷のエピソードと壇ノ浦の勝敗くらいしか知らない人も多い中、そこそこ日本史には精通してる模様。
少なくとも九郎の名乗りを聞いて驚く譲に「どうしたの?」とかます望美よりは確実に。
他にも花火には黒色火薬がいるとか知ってたり。そのあたり、さすがは譲の兄と言うべきか。
重盛の位置にいるので、清盛の義理の息子で、知盛の義理の兄で敦盛&経正の義理の従兄弟で、忠度の義理の甥で、惟盛の義理の父(うわ)。
常磐が清盛との間に産んだ娘、廊の御方も考えに入れると、九郎とも義理の兄弟になる。
――実家捨ててでも平家に肩入れしたくなる気持ち、ちょっとだけわかるかも(笑)
源九郎義経
幼名牛若丸。地の青龍。源氏の総大将。リズヴァーンの弟子。望美の兄弟子。
王道双璧、ケンカップル。照れたときのオーバーアクションは他の追随を許さない(笑)
心酔している兄には疎まれ、尊敬している師が九郎に剣を教えたのは実は神子を守るためにだけだったという、なんかこー、どこまでいっても忠義も敬慕も報われない。思わず「判官びいき」するひとの気持ちがわかったり。(意味そのまんまだし)
部下にしたって軍師は「戦を終わらせられるならどっちでも良かった」とか言うし。
他の八葉は隠しごとあったり後ろ暗い事があったり腹黒かったりする中、裏も表もなくものすごくまっすぐで、気持ちいいほど真っ白な人。驚きの白さです。洗剤のCMばりです。
青龍の相方より年上とはとても思えません。
一度その懐に入れてしまうと殆ど人を疑うことをしない信義の人。
珍しく将臣の知人を疑ってかかった西国街道では相方に「その無駄に疑り深いところは直したほうがいいと思うぜ」と言われる。
どこの誰が無駄に疑り深い性格だって?
「好きそうなものを買っていくか」と言って、そこで食い物を選ぶあたり、女の扱いでは朱雀どころか青龍相方にすら負けている。
しかもそれを脇に抱えたまま政子に付いていってるのを想像すると非常に間抜けなものが。
明王呪入手のイベントでは、「明王だったのか……失礼はなかっただろうか」と考え込む。彼らしいと言えばとても彼らしいのだが、龍神引き連れて全国練り歩いてる一党のセリフとしてはそぐわない(笑)
源頼朝の異母弟。木曽義仲の従兄弟なのは変わってないから、藤原湛増とも従兄弟だろう。
ゲーム中では出てこないが、異父妹に、清盛の八女、廊の御方がいるはず。
彼女が出てきたら、3作通じてオール妹持ちになったのに(笑)
ヒノエ
天の朱雀。熊野別当。弁慶の甥。本名は、藤原湛増。藤原湛快の息子。
一度で良いから出会い頭に「熊野別当なんだよね」とバラす選択肢が(以下略)
恋愛SLGお約束、色事師担当。
いつ如何なるときでも、望美を口説くのを忘れない。
押して押して押して押しまくりで押しっぱなし。
「知ってたかい?自分の名前を相手に告げるってさ…昔は相手に心を許すっていうのと同じ意味だったって」と彼との初対面を熊野にすると聞けるが、
このイベントを介すと、最後まで絶対に本名を名乗らない。
心、許してないんだね、ヒノエ(笑)
このとき詠う「籠もよ、み籠持ち〜…」の歌は万葉集の時代、とある天皇が女を口説くときに詠った歌で、「私がこの地(国)を治めているんだよ」という意味も籠もってるが、ヒノエはその部分を略して詠っている。
なんとも中途半端な名乗り上げだ。
ちなみに「野郎には目がいかない」と断言しているとおり、女性ならば朔にも優しいです。
戦闘で朔をかばったりすると「女の子を守るのは男の務めってやつだからね」とか言います。
首尾一貫、りっぱなもんです(笑)
ヒノエルートは源氏の出番がない。終盤は完全に熊平合戦。
今作の残留八葉には珍しく実父存命中の彼とのEDでは、確実に義父ができる。義叔父も。
あの豪快親父と腹黒叔父貴が姻戚になると考えると、彼との将来は喜劇に満ちているような気がひしひしと。
てゆーか、親父と叔父貴に自分の奥さん口説かれそうですな。
敵対が1人、死亡5人、もとから死んでる1人と、悲劇さてんこ盛りの八葉ルートのうち、ヒノエの場合は、前述の家族事情も含めて、異色なまでに悲劇性がない。
あえて言うなら、平家にも源氏にも親類がいるという葛藤か。
束縛耐性がある状態で彼のルートに入ってしまうと本気で時空跳躍の出番はない。
ゲーム中では出てこないが、母は九郎や頼朝の叔母、鶴田原(のちの鳥居禅尼)。
史実に添うなら、藤原湛増は武蔵坊弁慶の父だが、ゲーム中では叔父になって、年齢差まで逆転。そして九郎は母方の従兄弟にあたるはず。
でも忠度に嫁いだのが妹じゃなくて叔母ってことになってるから、彼の設定は湛快とごっちゃ。
どうなってるんだろうね、そのへんの史実関係。
誕生日がエイプリルフールなあたり、妙に彼らしいような気が(笑)
武蔵坊弁慶
地の朱雀。ヒノエの叔父。腹黒軍師。薬師で山法師。
こーゆーのって破戒僧っていう?とりあえず生臭助平坊主と呼んでみる(呼ぶな)
いろいろと隠し事の多い御仁。腹に一物、背に荷(二)物。(…寒っ)
「熊野の頭領は代々ひねくれ者ですから」それで済ませず血縁だってことぐらい明かしとけ。
「敦盛くんだって、熊野で育ったんですよ」正体知ってたんなら3章でなんか言え。
あんたはホントに源氏を勝たせたいのか、小一時間ほど問いつめたい(笑)
さすがヒノエの血縁というか、熊野出の性(さが)というか、こちらも女性の扱いは手慣れている。
押しまくりの甥っ子と違い、彼の場合は普段は引いておいて要所でドンと押す感じ。
まぁどっちもどっち。
九郎義経を裏切る弁慶ってのは、遙かでしか見れなさそうですが、それ以上に、
優男の弁慶なんて、絶対に遙かでしか拝めねえな!(笑)
彼とEDを迎えたら、望美はヒノエのおばさんに(せめて漢字にしとけ)。
黒くないときは人当たりの良い優しい雰囲気を醸しているが、過去は荒くれ者。
1章で「景時に殺されるぞ?」という九郎に「奴も妹思いですからね」と返すあたりにその片鱗が。
「君はいけない人ですね」にやられた神子多し。
だが、ストーリーを全部進めてみると、本当にいけない人だったのはこの人だった(笑)
アンタが全部の原因か――――っ!!(笑)
特に朔をクリアしてから弁慶をやると、思わず後ろからはったおしたくなります。
とりあえず、いっぺん朔に土下座で謝らせたい。
ついでに。清盛はゲーム中では弁慶の呪詛で死んだことになっています。
ある意味将臣にとっても仇ですね。
前熊野別当藤原湛快の弟。史実では孫なんだが(笑)
幼名は鬼若丸。
ちなみに弁慶は漢字制限後の当て字で、本当は「武藏坊辨慶」と書くらしい。(字ちゃんと出るかなー)
有川譲
天の白虎。将臣の弟。望美の幼なじみその2。
星の一族の末裔、有川スミレの孫。
八葉だけでなく星の一族も兼任している。護衛と解説とおさんどん。忙しいね。
白龍成長後は、名実ともに最年少。神子たちよりも。
幼なじみの望美を「先輩」と呼ぶえらく他人行儀な男。
1歳しか違わない望美に敬語使ってるが、朔は呼び捨て。基準が本気で分からない。
彼は那須与一の役目を担った。本人はゲーム中で実在しているが。
間章の吉野山では静御前が詠んだ、義経のことを歌った歌で九郎に皮肉を言ってるが、静御前が存在しないあそこで言っても、通じないと思うよ譲。
遙かシリーズには珍しく初めから惚れてました設定の人。
クリスマスプレゼントを準備してた将臣もそうだと思うけどね。
ていうかこの兄弟、11ヶ月ほどしか年が離れてない。お母さん、お身体大丈夫だったのかしら。
梶原景時
地の白虎。源氏の軍奉行。小心陰陽師。朔の兄。
家族想いのいい兄ちゃん。なんつーか、情けな可愛い。ヘタレ万歳。
本人もヘタレてるが使役する式神もヘタレてる。ビバ、トロい式神。お見事な取り合わせ。
陰陽師としてより、暗殺者として重用されている模様。
彼自身は、平穏で幸せな生活を送りたいのに、彼に求められているのは裏家業。
ノリは軽いのに抱えたものは重い重い。
コンプレックスと罪悪感の固まりを、お軽いノリで誤魔化してる。あくまで誤魔化しているのであって、たがが外れれば自虐・自棄に走る。
九郎と逆櫓について揉めたのは史実だが、史実の彼はこんなに九郎と仲良くなーい(笑)。ていうか陰陽師でもない(笑)いやまぁ、遙かに史実を求めるのが間違ってますがね(笑)
今回の「黒龍の神子の兄である八葉」なため、今作は彼がタトゥーもち。
ところで、朔EDの場合、彼は龍神に「義兄上」と呼ばれるんでしょうか。
彼の攻略は洗濯にはじまり洗濯に終わる。
しかし、彼のEDは、京EDじゃいかんだろと思う。
このままいくと十数年後、史実通りに鎌倉追放・誅殺の未来が待っている気がしてならない。
平敦盛
天の玄武。ヒノエの昔なじみ。無官大夫。悲しき怨霊。
遙か史上初、出逢った時にはもう死者だった八葉。
EDを迎えても、どうしても「めでたしめでたし」では終われない。
でも、白龍にこそ及ばないものの、八葉の中で誰より純粋に神子を神子として慕っているのは彼だと思う。他のメンツは神子ではなく望美として、が先に立つ。
「私も武門の子」と言ってるとおり、かなり攻撃力が高い。同レベル時の将臣とタメはれる。同レベルなら九郎を僅差で(1だけど)抜く。
ていうかイベントで罠ぶちこわすわ岩砕くわ。八葉一のパワフルボーイ。
1や2の天玄武もガタイはよかったが、今作は腕力が追いついた。
天玄武の儚げな印象は信用してはいけない。
本当の姿は怨霊「水虎」。玄武なのになんで虎なんだろうとかいう疑問は禁句か。
水亀とか水蛇とかよりはマシだと思うべきなのだろうか(笑)
頬を染めつつ首を傾げる微笑みが犯罪的に可愛い。
白龍(小)とタメをはれるあの可愛さは反則だ。神子よりよっぽど女の子らしいぞ。
つーか、髪を下ろして女装させたら、神子の影武者ができそうだ。
愛笛は『青葉の笛』。最後の最後で彼を封印すると入手出来る。
切ないし恋愛EDではないが、理に則って考えるとこちらのルートの方が納得出来る。
清盛の甥、重盛・知盛の従兄弟、忠度の甥。
平家が産んだ最初の怨霊。史実でも、美貌が有名な笛の名手。
しかし本来は一ノ谷で命を落としたはずの彼。登場からして史実とずれている。
リズヴァーン
地の玄武。九郎と望美の師。鬼の一族の末裔。
彼を歴史上の人物に当てはめるなら、鬼一法眼?牛若丸に武術を教えた鞍馬山の天狗。ゲーム中でもそう呼ばれたし。歴史上というか伝承上だが。
今作の地の玄武の口癖は「答えられない」だが、毎度おなじみ「問題ない」もリズルートで一度、白龍ルートで一度それぞれ呟いた(笑)まだ見落としがあるかもー。
白龍以外からは「先生」と呼ばれる。でも、厳密に言うと「先に生きて」はいなかった(笑)
望美たちの時空では、ホントのリズヴァーンは4〜5歳程度。
そのままなら今作最年少の八葉となったかもしれないが、時空跳んで最年長になった。
でもどっちにしろ先々代の2歳、先代の90歳という記録は破れない。
その幼い彼を助けた望美が鬼の里に来れたのはリズヴァーンが死んで腕輪を手に入れためで、運命上書きしてリズEDを迎えてしまうとそこのエピソードがざっくり無くなって、
彼の存在そのものが矛盾と化す。タイムパラドックス最高潮。
神子一筋人生三十年。神子を救うことに心血を注いでいる時を駆ける中年。
神子を救うそのためだけに、九郎に剣を教えた。しかし、八葉同士の絆が高くなってかばい合ったりしたときの口調は、それだけではない暖かみを感じたりもする。
ほら、犬だって三日も飼えば情が移るもんだし。――犬並みかよ(ツッコミ)
………犬みたいだけどさ。(笑)九郎のあの懐き方は。
戦闘開始時には「古来征戦幾人か回る」と呟く事があるが、これって「戦に行って帰ってきた人がどれ位いるっていうんだ、酒浸りになってても見逃してくれ」ていう泣き言の歌じゃなかったっけ。
神子を救うその為だけに生きてる彼は、他の人とED迎えても温かく見守る代わりに、
たとえ譲ルートで神子が嘆き悲しんでいても、自分の逆鱗は渡さない。
とにかく神子が生きてさえいればそれで良いらしい。
梶原朔
黒龍の神子。尼僧。望美の対。景時の妹。人の姿になった黒龍の妻。
遙か史上初の、既婚者のメインキャラ。
つーか黒龍、手ぇ早いな。白龍のあどけなさと比べると雲泥の差だ。
黒龍を心から愛しているので、八葉には仲間以上の感情を持ちません。
頼久×蘭や幸鷹×千歳好きとしては、ちょっと淋しい(笑)
けれど、朔EDがハッピーEDだったのですべてよし。
朔ルートは望美の色恋捨てて親友のために奔走しますが一片の悔いも無し(断言)。
望美とは存在も対なら名前も対。「朔望」といったら月の満ち欠けのことだし。
名前をデフォルトの「春日望美」にしていると、名前について2回ほどコメントを入れてくれることがある。
基本的に穏やかで優しいが、兄へのツッコミは容赦がない。
1は洗脳2は敵対。
黒龍の神子が、3作目にしてようやくまともな兄妹仲を維持している。(感涙)
朔ルート以外では、黒龍と朔のことは殆ど触れられないのがイマイチ納得いかない。特に弁慶ルート。
幾つか黒龍の逆鱗を破壊するストーリーのルートもあるが、その時って、朔EDのように黒龍新たに生じてるのかしら。
怨霊はともかく、舞扇で武将や神をなぎ倒す恐るべき尼僧。
白龍
龍神。黒龍の対。
神子まっしぐら。
彼にシッポが付いていたら、いつも切れんばかりに振っているだろう。
1や2のときの龍は消滅し、今の白龍はあらたに生じた龍。なので望美が初めての神子。
懐いてる懐いてる。すり込み状態で懐いてます。
4章では、有無を言わせず成長する。衣装も替わる。
あの羽衣ふわふわさせながらほやほや神子に懐くちび白龍が好きだったのにー(涙)
四神に反抗される龍神。ていうか龍神より神子の意見重視ですか四神。
ていうか京にいたはずなのにずいぶん遠くまで出かけてますな四神。
1周目、譲を拾った直後宇治川に戻ってリズ先生に会うと、八葉が選ばれるのはこの世界のものに限らないという話をしてくれる。
「八葉は宝玉が選び定める。鬼でも、異なる世界の者でも。
天狗も…選ばれるのかもしれない」
少なくとも、怨霊は選ばれました。鬼もね。
天狗も余裕で資格を有するでしょうな(笑)
「神子が人だったから、私も、人を模した」
――ちょっとまて。人以外が神子だったことがあるのか?
一瞬、犬や猫に仕える龍神を想像してしまったじゃないか。
まぁ、また鬼とか天狗とか怨霊とかそのへんかしら。