石井式について

①石井式合併浄化槽の処理水はBOD1ppmレベルを保持する。
汚水を生物浄化させるための必要条件
(1)微生物の繁殖 
(2)繁殖した微生物の活性化
この(1)、(2)を満足させるためには乳酸菌飲料に使った廃容器(ヤクルト容器など、これに類するもの)をばっ気槽にランダムに投入すればよい。一般的なろ材では、ばっ気槽内の流速は平均毎分6.7m。これに対し、石井式では僅か0.3m/分であり、この遅い流速が生物群を固着させる。その上、ばっ気槽内の酸素(O2)が0から最高の飽和まで一様に分布するため、各種の微生物が繁殖し、活性化を促し浄化力が最高となる。 

②水のきれいさ・水質汚渇の指標(BOD)

非常にきれい
BOD1ppm

ヤマメが住む水質
石井式合併浄化槽の水質

きれいな水
2ppm

アユが住む水質

ややきれいな水
3ppm

ハヤ(ウグイ)が住む水質

汚渇の限界値
5ppm

腐敗の限界値
10ppm

下水道の処理水の規制値 
20ppm

石井式合併浄化槽の水質は、1ppmです 


③脱窒に好適 
生物学的に脱窒をはかることが経済的な処理法である。それには脱窒菌を繁殖させること、これには石井式が最適であり、
先の河川学会で建設省技官が本システムの脱窒率は71.9%と発表した。(通常の脱窒率:下水道10~20%、合併浄化槽10%以下) 


④処理水には大腸菌群が微少 
東京大学、佐賀大学の微生物研究者が、ある下水処理場と石井式の大腸菌群を比較したところ、処理水1mlあたり260万個に対し、僅か33個であった。現法規では1mlあたり3000個以内に消毒し放流するよう定められている。 


 ⑤余剰汚泥の僅少
通常の処理法では1年ごとに余剰汚泥を除去するよう、法で定められている。標準活性汚泥法を採用している下水道では、その都度、汚泥の除去をせねばならず、汚泥処分が困難を極めている。石井式を用いている私宅の浄化槽では13年間、又、BSゴルフクラブでは11年間など、ほとんど10ヶ年以上汚泥処分は行なわれずそのまま放置状態を続けている。 


 ⑥メンテナンス・イージー 
このように汚泥の発生量も極端に少なく、活性汚泥法のようにMLSSの上限下限の問題点もない。またそれにつきものの汚泥の膨化、解体というトラブルも関係がないため、メンテナンスが容易である。ただブロアーが摩耗するので、2ヶ年に1回程度パッキンの取り替えは必要であるが、最近、家庭用の浄化槽ではタイマー(一定時間毎に断通電する器具)により1日の内、8~12時間のばっ気にしたので、ブロアーのパッキン替えも5ヶ年程度に延びた。 


 ⑦処理水の再利用 
トイレ洗浄水へのリサイクルは勿論のこと、庭木の散水、水道水の確保が困難な地域にあっては洗濯水への利用、渇水都市においては水の再利用で石井式の効用は水環境の保全に最適である。その他河川、湖沼水への浄化に利用されはじめているし、海外にあってはカナダではバイオグリーンの名称で盛んに設置されている。 (Tel 0011-604-669-2021)

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