J.Kou
さみしい日
今日はさみしい日直だった。学校へ来た人もまばらであった。Gさんもそそくさと帰っていった。
中学の娘さんが、交通事故で脳の大きな障害を背負ってしまった。Gさんは深い悲しみを背負ってしまった。ようやくその裁判が始まるという。しかし失われたものは、もはや何一つ戻らない。
私は、Gさんへかけるべき言葉を知らない。
表紙へ
目次へ