J.Kou
この曲は、私に出来たものではなかったと思う。一人で これ位やれたら、もう満足である。これに続く歌詞としては、 恋の涙とか、すすり泣きとかどうだろう。 どう見ても、めざしは拙かった。 |
めざし
私はめざしがが好きである。頭から食べて尻尾を少し残す。とりわけはらわたの、ちょっと 苦いところが旨い。朝食の味噌汁に、つき合わせとして手頃である。 妻は頭と腹の部分を残す。そして背骨を抜き、白身の部分を食べる。私のように 丸ごとという訳にはいかない。孫娘はめざしを臭いと言って食べないから、妻が 下半分だけを、はさみで切ってやったら、わりあい食べた。とかく偏食が多い。 ファーストフードの類をポリポリやっている。 私はめざしを食べると、塩気のせいか、飯が2杯になってしまう。 食前にビールを飲むから、食欲増進となって、留まらないことがある。 ベルトをゆるめ、満腹の腹をなでながら、深い自責の念に駆られる。 妻が、いつものことね、食べられるうちが花よ、という。 それもそうだと、饅頭にまで手を出すことがある。めざしよりよほど旨い。 |
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