移り行く日々

J.Kou

校庭の闇深々とこほろぎ鳴く


夏でした


俳句会において、次のようであった。
(佳作) 秋の日の沈む一天茜色       蔦の這ふ電柱朝日がいま昇る
     秋灯や机に開く花図鑑       朝霧の鉄橋渡るローカル線
     長き夜やしみじみ君を想ふとき  長幼の序なき会話の夜学かな(他2句)

(凡作) 校庭の闇深々とこほろぎ鳴く    秋草の刈られし岸辺塵あらわ

表題の「校庭の・・・」句が凡作だとは予想外であった。もしや特選作として期待していたが外れた。私にはまだ佳作凡作秀作の区別がつけられない。すべては先生の選択を待たねばならない。しかし私はこの句を含めて何句かを、新聞の俳壇へ投稿した。いわゆるセカンドオピニアンに、自分の感覚を確かめたいのであった。結果がどのようであれ、今から少し続けてみようかと、投稿用のハガキを50枚買った。何事につけ、好きやすの飽きやすであることは十分自覚しているが、ハガキ50枚位なら使いきれるだろう。万が一、そこから思わぬ興趣が開けるかも知れない。     
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