身辺日録

J.Kou


たいくつ

今日は日直なので、小雨の中を車でやって来たら、もう校門が開いていて、昇降口に車が1台見えた。平日のみでは、さばき切れない仕事のために、出てくる人が結構多い。パソコンでの資料作成、木工室、進路室、教室と、それぞれの持ち場へ散って行く。
第なん土曜日だかの、さをり織りの作業に、卒業生たちもやって来た。飾り物を作るのらしいが、自らの製作品と互いの会話とは、大きな喜びであろう。午前中で終えて、彼らも帰って行った。校内のパソコン配線で、いつも遅くまでやっているGさんも、今日ははやく済ませたようだ。
ガス保安作業の仕事で、朝からやってきた会社の青年が、どうしてもうまく出来ないと首をかしげながら、一時帰社して行った。午後から先輩とやって来て、ようやく上手くいきましたと、笑顔を見せた。失敗を重ねながら、彼もこうして一人前の職人へと成長するわけだ。若いという事は、なんと素晴らしいことだろう。
高等部、N君のお母さんから電話があった。小郡文化会館で、音楽発表会があるのだが、N君が1人でバスで出かけたというのだ。目下、行方が分からないそうである。大いに心配だが、N君の小さな冒険であったとの、朗報を待つ他はない。そのうち、音楽出演の人たちや、職員たちと戻ってくるだろう。
私の仕事である、校内点検では、窓のカギ忘れが、1,2あるばかりであった。戸締りがよく出来ている時には、日直の立場としてやはり嬉しい。学校は、いつもこのように、整然とあって欲しいものだ。
昼食では、食パン、苺ヨーグルト、ミカン、豆乳、せんべいを食べた。昨日は久留米で、所得申告を済ませ、気をよくしたところで、昼間から、コップ酒、ビール3本を飲んでしまった。今にも及ぶ体のけだるさを、これら質素な昼食の栄養素が、その復調に手を貸してくれるだろう。煩わしくも皮をむいたハッサクだかの、ビタミンCにも働いてもらいたい。
1日日直のために、カバンに持ってきた小説本を、開くのに気乗りがしなかった。囲碁の定石本にも、目を通す気になれなかった。しかし力を絞ってパソコンに向き合った。月々に区切った4つの空欄が気がかりなのだ。書き終えた字数を見ると、どうやら公開できそうだと思った。
<HPを更新しました。ご笑覧ください>。

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