身辺日録

J.Kou


過ぎてゆく日々

毎日がとりとめもなく過ぎてゆく。生活の中で、これといって志向する目標が見当たらない。かって多少とも関わってきた俳句、民謡、カラオケの如き稽古事も、パソコンのHPに綴った文章も、悉く手もとを離れてしまった。登山を試みたあの活力も、殆ど失われてしまった。一時熱中した囲碁への向上心も、敗北を重ねるにつれて、希薄となるのをどうしようもない。世に云うところの、老人性欝なのかも知れない。
目標は、生活に息吹をもたらしてくれる。それなくして生活は、波間に漂う帆船と一般である。私はこの中から、どうしても抜け出さなければならない。


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